大府市観光ガイド

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大倉公園

花々香る、文化も薫る

大府市の中心部に位置しながら、約1.7haを有する日本庭園風の公園。威風堂々とした茅葺門をくぐれば、椿、桜、藤、つつじ、紫陽花、紅葉など四季折々の自然を優雅に楽しめます。

茅葺門(かやぶきもん)　（国登録有形文化財）

休憩棟と共に平成27年には国の登録有形文化財に。令和元年10月には友好都市提携を結ぶ岩手県遠野市の職人の協力で葺き替えられました。

休憩棟　（国登録有形文化財）

庭に向けて開くL字型の平屋建ての歴史ある建物。大正時代、日本陶器（現ノリタケカンパニーリミテド）社長・大倉和親の別邸離れとして使われました。

防空壕

鉄筋コンクリート造の珍しい防空壕。第二次世界大戦の終戦近くに作られました。休憩棟地下に現存しています。

※見学可能・申込無料　ふるさとガイドおおぶがご案内します。

愛知県大府市の観光ボランティアガイド｜ふるさとガイドおおぶ (furusatoobu.com)

ひょうたん池のカッパの親子

大倉公園奥のひょうたん池では、友好都市である岩手県遠野市（カッパ伝説が残る民話の里）から寄贈された親子のカッパ像に出会えますよ。

桃山に別荘を構えた「日本窯業の父」

大倉 和親（おおくら かずちか）

JR大府駅からほど近い市街地にも関わらず、一歩足を踏み入れると豊かな木々に避暑地を思わせる大倉公園。それもそのはず、元々この地は「日本窯業の父」と呼ばれた日本陶器（現ノリタケ）初代社長・大倉和親の別荘地でした。「ノリタケ」と言えば、純白でなめらかな高級陶磁器の老舗。和親は、西洋の陶磁器を上回るほどの品質・デザインを追求すると共に、東洋陶器（現TOTO）、日本硝子（現日本ガイシ）など派生陶磁器事業会社も設立しました。大倉公園は、桃山公園に続く桃園と共に築かれた「大倉別荘」跡地。茅葺門と休憩棟は当時の瀟洒な建物として国登録有形文化財になっています。