大府市観光ガイド

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鈴木バイオリン製造

国産バイオリンの歴史はここから

今、大府でアツいバイオリン！その関りは古く、さかのぼること明治時代。名古屋生まれの鈴木政吉は、西洋のバイオリンを初めて見るや、その音色や美しさに運命的な出会いを感じ、並々ならぬ情熱で日本初のバイオリンを完成させます。これが「鈴木バイオリン製造」そして国産バイオリンの始まり。大府にも工場を置き、当時は高品質品が大量生産されました。時は流れて令和3年。かつて工場を構えたゆかりの地・大府に還ってきた鈴木バイオリン製造は、ファンタジックな工房の雰囲気も相まって、今や大府のイチオシスポットです。

工房見学　

映画「耳をすませば」を彷彿とさせる工房は、木のぬくもりあふれるコロンとかわいいフォルム。中では職人によるバイオリン作りが行われており、製作現場が見られる工房見学も人気です。美しく繊細な楽器を生み出す芸術的な職人技をぜひ間近でご覧ください。

バイオリン作り体験

ジブリパークの関連施設に選ばれたことから、「バイオリンの製作体験プログラム」もスタート。駒（弦の振動をバイオリンの箱に伝える部位）へのニス塗り作業が行えます。使うニスも駒もバイオリン製作に使用する本物を使用。完成した駒はストラップにして、自分だけのオリジナル駒としてお土産にお持ち帰りいただけます。

【要予約】

・工房見学　税込￥1,100／1名（平日：10:00-15:00 スタート、所要40分ほど）

・工房見学＆製作体験　税込￥5,000／1名　体験1名様につき同伴者1名まで入場可能

楽器・グッズ

素材選びや職人による削り上げ、塗装など、職人技が光る鈴木バイオリン製造の楽器。教育用のバイオリンから技術の粋を結集した逸品、ビオラやチェロ、コントラバス、アコースティックギター、さらにはオリジナルグッズまで幅広く販売されています。

Three S ギター　w-460　￥110,000

 約35年ぶりに製作・販売を開始したSUZUKIのThree Sギター。職人技術とThree S ブランドの魅力の詰まった1本。

アウトフィットバイオリン　No.230　￥79,200

教育用ビギナーズモデルの定番として、世界が認める鈴木のロングセラー。低価格ながら手作業で仕上げる本格派です。

バイオリン職人が製作したカッティングボード　￥6,600

美しいバイオリン型に鈴木の刻印も！香り高く水はけのよい国産ヒノキのボードに食材を切ってそのまま盛り付けて。

駒で製作したピアス　￥2,750

バイオリンの4本の弦を支え、音の美しさを左右する駒がピアスになりました。小さいながらも存在感抜群です。

「大府にバイオリンの里を！」広がる夢と想い

大府市の全公立小学校でバイオリンの授業が始まりました。子どもたちは本物のバイオリンできらきら星を演奏できるようになり、バイオリンの面白さや奥深さを体感してもらえました。バイオリン製造の技術と研究に磨きを掛けつつ、大府市と共に音楽あふれる「バイオリンの里」をつくりたいですね。

鈴木バイオリン製造株式会社

代表取締役  小野田 祐真さん

アインシュタインが称賛した、日本のバイオリン王！

鈴木 政吉（すずき まさきち）

日本のバイオリン界で最初に名前が出てくる人物。その人こそ鈴木政吉。西洋の美しいバイオリンを目にした政吉は、並々ならぬ情熱で、バイオリンをただ一夜だけ借り受けると徹夜で模写し、たった一週間で和製バイオリンを完成。その後「いい物を安く作ろう」と大量生産を模索します。博覧会で評価を得つつ、あらゆる製造課題にも粘り強く立ち向かい、やがて世界的楽器メーカーへ。息子たちに経営を引き継いだ後も、大府分工場の済韻研究所で音色の研究を続け、その職人技はアインシュタイン博士も大絶賛するほど。アインシュタインからの礼状（レプリカ）は、大府市歴史民俗資料館で見ることができます。